原作は、話題となった東京新聞望月記者の同名ベストセラー。
森友や加計問題を彷彿とさせる事件を正面に据え、政権による情報操作や世論操作は言うに及ばず、私たちがニュースで見てきた現実そのままが映画化されています。
「あったものをなかったことにできない」の前川喜平さんまでもが登場、総力戦と見ました(笑)。
「この国の民主主義は形だけでいい」との内閣情報調査室々長の言葉にぞーっとさせられましたが、こういうの実際言ってるのかもしれませんね、ムッソリーニやヒトラーの考えと何ら変わりないじゃないか。
国家戦略特区において化学兵器とか、内容的には無理もあり、取材場面における粗削り感は否めませんが、同調圧力ばかりが増すこの国において、現政権をターゲットとしつつこれほど骨太な作品を作った気概は素晴らしいです、あっぱれ。