2016/11経過観察 骨髄異形成症候群 (myelodysplastic syndromes:MDS)

今年の春先に骨髄異形成症候群と診断され早いもので半年以上が過ぎ 今日は一か月ぶりの経過観察日です

主治医との話の中心はWT1 mRNAの検査に関することでした

唐突ですが なにそれ?

WT1遺伝子に関し日経メディカル2003年9月の記事によると

2003.09.01

【日本血液学会・臨床血液学会速報】 WT1遺伝子の発現量の定量、白血病再発の早期診断に有用

白血病の腫瘍マーカーとして有望視されているWilms tumor gene(WT1)が、白血病再発の早期診断にも役立ちうるようだ。九州大学医学部検査部と病態制御内科の研究グループは、WT1遺伝子の発現量を定量することで、白血病再発の兆候である微少残存病変を検出できることから、早期診断に有用であるとする研究成果を報告した。白血病の再発は、形態学的な検出では限界がある微少残存病変が再増殖することで生じるが、この微少病変の検出が可能となれば、その臨床上の意義は少なくない。

「骨髄穿刺」という骨髄にグリグリ穴をあけて骨髄液を採取…こうしたことを毎回せずとも 腫瘍マーカーとなり得る評価方法が確立されているということなのだと認識しました

そうした上で WT1 mRNA とは

SYSMEX社のPrimaryCareによると

  • 急性骨髄性白血病,急性リンパ性白血病,急性混合性白血病,慢性骨髄性白血病でのWT1遺伝子の発現量は,正常骨髄細胞に比し約1,000倍,正常末梢血細胞に比し約10万倍の高発現がみられる.WT1遺伝子の高発現は白血病化(leukemogenesis)を促進する方向に働いているとされる.
  • WT1の発現量の高い急性白血病症例は,発現量の低い症例に比較し,完全寛解率が低く長期予後も悪いとされる.CMLでのWT1発現レベルは慢性期,移行期,急性転化期と病期が進行するにつれ上昇する.骨髄異形成症候群でも骨髄芽球増加,急性転化と病期が進行するにつれ上昇する.

とのことで 基準値としては50コピー以下が正常 そして前回までの私の検査結果は

20161107

このようにびっくりするような数値を叩き出しているわけですね どれも「H」がついていて自ら頷いてしまうような評価結果が散りばめられています

遅かれ早かれ治療(=骨髄移植)を開始しなければいけないということなのでしょうが しかし中には血球値が平穏に推移して治療せずに済むケースもあるのだそうで うーーん ここはなんとかそうあってほしいと願うばかりです

本日も血球値は平穏でした 南無